2012年11月26日(月)10:49
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本日は『致知』2004年12月号に紹介され、 反響を呼んだ興味深いデータをお届けします。
「アメリカのある家計調査記録より」 『致知』2004年12月号 特集「徳をつくる」より
こういう話を聞いて慄然としたことがある。 アメリカの家計調査広告に残る記録である。
ジュークは1720年ニューヨーク州に生まれた。 怠惰な無頼漢であった。 1877年の調査では、彼の家計は 六代を経る中で約1200人の怠け者、背徳漢、漁色、 貧窮、病弱、知的障害、精神病者、犯罪者がうまれた。
この間300人が嬰児期に死亡、 440人が病的な行為で肉体的に破滅、 前科者は130人で、60が窃盗、7人が殺人。 手に職をつけたのはわずか20人だった。
ジュークと同年代に生まれたJ・エソワードは 代表的清教徒で神学者。
1900年に彼の家計は1394人を数えた。
そのうち3人が大学総長、65人が大学教授および学校長、 100人以上、公職に就いた80人の中には副大統領が一人、 上院議員が3人、ほかに知事、下院議員、市長、公使などがいる。
15の鉄道、多数の銀行、保険会社、産業会社などが この家系の人びとによって運営されていた。
1人の人間の徳の有無がいかに大きな影響を及ぼすか。 私たちは肝に銘じなければならない。 | | |